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木造建築って全く鉄骨を使わないの?耐久性は大丈夫?

2024.12.20

木造建築は、主要構造部に木材を使用する建築様式ですが、現代の木造建築では鉄骨を全く使用しないわけではありません。
むしろ、木材と鉄骨を適切に組み合わせることで、建物の強度と耐久性を高めています。

木造建築における鉄骨の使用は主に接合部です。
木材同士の接合部には、金属製の接合金物(ほぞ金物、プレート、ボルトなど)が使用されます。
これらの金物は木材同士の結合を強化し、建物全体の剛性を高める重要なもの。

他には基礎との接合にも鉄骨が使用されます。
木造建築の土台と基礎を接合する際には、アンカーボルトなどの鉄製部品が無いと安定性が生まれません。
鉄骨もあったほうが建物と基礎の一体性が確保され、地震時の揺れに対する抵抗力が向上します。

あとは住宅によって建物の耐震性能を高めるため、一部の壁に鉄骨ブレースを入れることがあります。
木造建築の弱点である横揺れに対する抵抗力が大幅に向上する点がメリット。

最近は地震や台風などの自然災害に対する耐性も考慮される方が多いので、建築基準法に基づいた厳密な構造はもちろんのこと、それにプラスして鉄骨資材が加わった建物が多いです。

現代の木造建築は十分な耐久性を有し、長期間にわたって使用することができます。
木の温かみと現代技術の融合が、木造建築の安定性をもたらしています。

木造建築を希望される方はお気軽にお問い合わせください。
神埼市近郊エリアにお住まいの方からのご相談が多くなっています。

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